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20080721
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ブルースの幼馴染たちって、どういう関係だったんだろう…とふと思ったことから、

TDKの雰囲気ぶち壊しになりました。。ごめんなさい。。



……本当にごめんなさい…!!(涙目)




「いつか、そのときが来たら一緒になろうって言ったよね…?」
ブルースは怯えた目でレイチェルを窺い、レイチェルは強張った表情で頷いた。
「でも、わたしをまともな生活へ繋ぎ止める桟橋の杭みたいに思わないで」
大体、とレイチェルは一歩下ってブルースに指を突きつけた。
「あなた、いつから私のことが好きなの?子供の頃から?違うわよね。トミーと付き合ってたんでしょ?」
ブルースはここで出てくるなど想像もしなかった名に、きょとんとした。
「トミーって、トーマス・エリオットのことかい?」
「そうよ、あのトーマス・エリオットのことよ!」
レイチェルは「あの」に憎憎しげな色を込め、ブルースはつい後ずさった。
「なんでここでトミーが出てくるのかな?」
「学校でキスしてたでしょ?!」
ブルースは遠い過去を思い出そうと宙を見上げたが、レイチェルはいらっとしたように腕を組み、ブルースを睨んだ。
「5年生の5月の図書室よ。グループ発表一緒にしたでしょ?」
「……ああ、あああああ!思い出した!でもあれは!」
「したんでしょ!パーシーが見たんだから!」
「違う。されたんだ!……ファーストキスが君だったって言ったら、どうせ……なんだろって…」
どんどん声が小さくなり、ブルースは俯いた。売り言葉に買い言葉というやつだ。気がついたらトミーにキスされて、何故か空が見えていた。押し倒されていたともいう。いまはパーシーが物音を立てなかったらどうなっていたかとどきどきするが、でも当時は別になんとも思わなかったのだ。ああ、びっくりした、で終わりだ。

突拍子も無いことをしてブルースを驚かせるのがトミーだったから。

「それは違うわ」
レイチェルは寒々しいほど平坦な声で否定したが、何を否定されたのかわからずブルースは顔を上げた。
「あなたのファーストキスはアルフレッドよ」
「うそっ?!」
「2歳から一緒のわたしが目撃したんだから間違いないわ」
レイチェルはため息をつき、ブルースは目を丸くしたまま、沈黙が降りた。

「えっと…レイチェルを、ちょっと借りてもいいかな?」

デントが顔を覗かせ、ブルースとレイチェルはなんともいえない気分のまま別れた。

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