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そしてTDKは見ていません。
なのでJ王子はあくまで青野声で想像して、これを書きました。いい度胸だ自分。
うちの王子の扱いは最低です。
若干クラブルです。
ギャグですんで、いろいろごめんなさい。
「ところで、何でナースなんだよ。しかも女物で」
ロビンはジョーカーをふん縛ったあと、現代っ子らしく冷めた目で問うた。毎度ジョーカーはこちらを驚かせてくれるが、今回は驚いたというより、絶句した、だ。
ピンクのナース服で強盗を働いた理由は気になるが、別に返事がなくても構わない。
どうでもいいがロビンが三代目なだけに対するジョーカーもかなりなおっさんになっているはずなのだ。ということはこのあられもなく投げ出されたストッキングの下もおっさんの臑なわけで。
「笑えねえーー」
世界の常識を笑い飛ばすはずのジョーカーは、だが苦々しげに唸った。
「お前のかあちゃんのせいじゃねえか。前回、俺様がゴッサムエアラインのキャビンアテンダントの制服着てやったのに、あの野郎気付きもしねえ!」
「あー。それは仕方ないよね」
ロビンは慰めるように頷き、それから「……彼そういうの疎いから」と付け足した。
そもそも中身のブルース・ウェインが民間航空を利用することがないのだから、いかにゴッサムエアラインのキャビンアテンダントの制服がエロカワイイので有名だとしても、気付きようがない。
「っていうか、アンタ。あのレースのついたミニスカート履いたんだ?」
「おう。しかもハロウィン仕様で」
「え。マジで?超レアじゃん!ハロウィン仕様って期間限定の小悪魔だろ?!」
ロビンは叫び、そしてはっと飛び下がった。
「……アンタ、あの胸の開いた、ピンクと黒の衣装を…」
「ガーターベルトもつけてな!」
「ぎゃー!!そういうのはハーレィにやらせろよ!怖いんだよマジで!!」
想像して恐怖に震えるロビンはふとジョーカーをじっと見つめた。パトカーのサイレンが近付いてくる。そろそろ退散の時間だ。
「それさあ。バットマンは何かいってた?」
「聞きたいか?教えてやろうか?」
「やっぱり本人に聞くからいいや!」
にたりと笑うジョーカーにロビンはワイヤーを投げて上空へ逃げた。
今の今まで立っていた場所にカボチャ型の爆弾が投げ込まれ、そしてハーレィの舌打ちが聞こえる。そのハーレィもすぐに青と赤のヒーローに押さえ込まれ、警察に引き渡された。
「――相変わらずゴッサムは変な街だね」
ガーゴイルの上で落ち合ったスーパーマンは苦笑を見せ、ハロウィンパーティを抜け出せなかったブルースと通信するロビンに手を振った。
「じゃあ私は帰るよ」
「来ないんだ。今日、アルのパンプキン・プリンあるのに」
通信を切ったロビンが笑い――。
「それで、プリンにつられて来たわけか…」
「そうなんだ。いたずらはどうでもプリンはもらうよ」
呆れ顔のブルースにクラークは胸を張って宣言し、いまだ正装したままの大富豪が悪戯っぽく笑うのにどきりとした。するりと指が胸のSに似た紋章を辿る。
「なら私に何をくれる?」
「そりゃあもちろん――」